<世界文化遺産 西芳寺(苔寺)>
西芳寺は、臨済宗の寺院(天龍寺の境外塔頭)
西芳寺の庭園には一面に見事な苔が生えており、
別名「苔寺」とも言われています。
西芳寺は当初「西方寺」でした。
この名前の由来は
「阿弥陀如来が西方の極楽浄土から迎えに来る」
という意味だと考えられますが、
「祖師西来」「五葉聯芳」という禅宗始祖の句にちなみ、
禅僧である夢窓疎石が
「西芳寺」と改めた経緯があります。
<池泉回遊式庭園>
「心」の字を象った黄金池(心字池)を中心に
朝日ヶ島・夕日ヶ島・長島(霞島)などがあり、
現在約120種の苔が覆って緑の絨毯を敷きつめたように見えます。

※予約方法は往復ハガキのみの完全予約制(参拝は中学生以上)
参拝では単に庭園を見学するだけでなく、説法を聞き、読経と写経を行います。
(写経を行わないと庭園は参観できません・・・)
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衆妙門 |
現在の寺の入り口となる門
「衆妙」とは「天地万物の深遠な道理」
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本堂(西来堂) |
1969年に再建
庭園拝観の前に本堂に参拝し
写経をする必要があります。
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庭園に続く道
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夢窓疎石が作庭した苔が美しい
池泉廻遊式庭園
(上段の枯山水式庭園は非公開)
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黄金池
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「心」の字を象った黄金池(心字池)
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夜泊石 |
南北二列に連なる石
港に停泊する船の姿に因んで
夜泊石と呼ばれています。
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影向石 |
しめ縄で飾られた影向石
松尾明神がこの石の上に安座して
松尾大社の宮司藤原親秀に
告げたそうです。
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三尊石 |
霞島南岸にある三尊石
この石組みは金閣寺の葦原島、
銀閣寺の白鶴島に写されました
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湘南亭 |
千利休の次男、千少庵により
建立されたお茶室
L字型に母屋が造られ、
北側に月見台が張り出しています。
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